PREMATEX ULTRA Si
ウルトラSiとは?
耐用年数・特徴・注意点を
塗装職人が解説
価格を抑えながら、できるだけ長持ちさせたい。そんな方に選ばれやすい、プレマテックスの高耐候シリコン塗料を分かりやすくご紹介します。
先に結論をお伝えすると、ウルトラSiは「価格と耐久性のバランス」を重視する方に向いた塗料です。
一般的なシリコン塗料の中でも耐候性を高める技術が採用され、メーカーは塗り替え周期の目安を15年以上と案内しています。ただし、どれほど良い塗料でも、外壁の状態に合った下塗り・十分な下地処理・規定量・乾燥時間が守られなければ、本来の性能は発揮できません。
塗料選び、いっしょに確認しましょう!長持ちだけでなく、予算や住まいの状態に合うかどうかも大切。特徴と注意点を順番にご紹介します。
ウルトラSiとは
ウルトラSiは、建築用塗料メーカーのプレマテックス株式会社が展開する「ウルトラペイントシリーズ」の一つです。正式にはウルトラナノポリマーシリコン樹脂塗料で、外壁や屋根に使用できる1液水性塗料です。
シリコン塗料は、価格と耐久性のバランスがよく、住宅塗装で広く選ばれているグレードです。その中でもウルトラSiは、紫外線による塗膜劣化を抑える技術や、汚れが付きにくい緻密な塗膜を採用し、一般的なシリコン塗料よりも長い塗り替え周期を目指して設計されています。
ウルトラSiの6つの特徴
紫外線に強い高耐候設計
多重ラジカル制御形酸化チタンに加え、紫外線吸収剤(UVA)と光安定剤(HALS)を採用。塗膜劣化を招くラジカルの発生・増殖を抑えます。
塗り替え周期15年以上
メーカーの促進耐候性試験では、約15年相当に近づく段階で初期の外観変化が確認され、塗り替え周期の目安は15年以上とされています。
雨で汚れを流しやすい
ナノポリマーによる緻密な塗膜が汚染微粒子の侵入を抑制。親水性を発揮し、塗膜と汚れの間に雨水が入り込んで汚れを流しやすくします。
防藻・防カビ性
藻やカビの発生を抑え、美観の維持に役立ちます。日当たりの悪い北面や湿気がこもりやすい面は、建物ごとに追加対策の要否を判断します。
水性ならではの施工性
1液水性塗料のため、溶剤系と比べて施工時の臭いを抑えやすい点が特長です。住宅地や小さなお子さま、ペットがいるご家庭でも検討しやすい塗料です。
外壁にも屋根にも対応
サイディングやモルタルなどの外壁に加え、屋根用耐候性強化色・屋根用遮熱色も用意されています。屋根材に合う下塗り選定が前提です。
ウルトラSiの耐用年数と基本仕様
ウルトラSiのメーカー公表値と、塗装前に知っておきたい基本仕様をまとめました。
| 製品名 | ウルトラSi |
|---|---|
| 塗料種別 | ウルトラナノポリマーシリコン樹脂塗料/1液水性 |
| 塗り替え周期 | メーカー案内:15年以上 ※保証年数ではなく、適切な施工・環境条件下における目安です。 |
| 主な適用箇所 | 内外部壁面、各種外壁、各種屋根 |
| 主な適用基材 | コンクリート、モルタル、窯業系サイディング、吹付けタイル、スタッコ、リシンなど |
| 艶 | 艶あり/3分艶 |
| 標準塗装 | 下塗り+上塗り2回(下地に応じた下塗り材を選定) |
| 施工できない条件 | 気温5℃以下、湿度85%RH以上、結露や降雨のおそれがある場合など |
ウルトラSiのメリット・デメリット
メリット
- シリコン塗料の中でも高い耐候性が期待できる
- 無機・有機HRCより初期費用を抑えやすい
- 低汚染性、防藻・防カビ性を備える
- 水性で臭いを抑えやすい
- 外壁と屋根を同シリーズで提案しやすい
- 艶のある滑らかな仕上がりが得られる
注意点・デメリット
- 無機塗料などの上位グレードより耐用年数は短い
- 最安クラスのシリコン塗料より材料価格は上がる
- 艶の選択肢は「艶あり・3分艶」が基本
- 透明仕上げではないため、意匠を残す場合はクリヤー塗料を検討
- 施工品質が悪いと、塗料本来の耐久性は出ない
- 屋根は専用色と適切な下塗りの選定が必要
ウルトラSiが向いている方・向かない方
ウルトラSiが向いている方
- 初期費用と耐久性のバランスを重視したい
- 安さだけでなく、15年程度の塗り替え周期を目指したい
- 外壁の雨だれや汚れが気になる
- 溶剤系塗料の臭いをできるだけ抑えたい
- 初めての外壁塗装で、標準以上の品質を選びたい
別の塗料も比較した方がよい方
- 今回の塗装をできるだけ長く持たせ、将来の塗り替え回数を減らしたい
- 既存サイディングの柄をそのまま残したい
- 完全な艶消し仕上げを希望している
- 建物を近いうちに売却・解体するなど、長期耐久性を必要としていない
長持ちを最優先する場合はウルトラMUKIやウルトラ有機HRC、サイディングの柄を残したい場合はウルトラクリヤーなども比較対象になります。大切なのは、塗料名だけで決めず、住まいの状態と将来計画に合わせることです。
松山市の住宅で選ぶときのポイント
松山市周辺でも、同じ住宅の東西南北で外壁の傷み方は変わります。日差しを受けやすい南面・西面は色あせやチョーキングが進みやすく、日当たりが少ない北面は藻・カビが出やすい傾向があります。また、海に近い地域では塩分の影響も考慮が必要です。
ウルトラSiは耐候性・低汚染性・防藻防カビ性を備えていますが、塗るだけですべて解決するわけではありません。現地調査では、外壁材の種類、既存塗膜、ひび割れ、コーキング、含水状態まで確認し、下塗り材と補修方法を決める必要があります。
ウルトラSiの施工価格について
外壁塗装の総額は、塗料代だけでは決まりません。足場、塗装面積、コーキングの長さ、ひび割れ補修、付帯部の範囲などで変わります。同じ30坪の住宅でも、建物形状と劣化状況によって金額に差が出ます。
外壁の塗装面積70㎡を基準とした目安価格です(延床面積ではありません)。建物条件・補修内容により変動します。税込・税別の区分、足場・コーキング・付帯部などの施工範囲と最終総額は、お見積もり時にご確認ください。
見積もりを比較するときは、総額だけでなく「塗装面積」「下塗り材の商品名」「塗布回数」「コーキング仕様」「付帯部の範囲」「保証の対象」を揃えて確認することが大切です。
ウルトラSiについてよくある質問
ウルトラSiは何年くらい持ちますか?
メーカーは塗り替え周期の目安を15年以上と案内しています。ただし保証年数ではなく、立地・日当たり・色・下地状態・施工品質で変わります。リエースでは実際の住宅への案内として13~16年程度を一つの目安にしています。
一般的なシリコン塗料と何が違いますか?
多重ラジカル制御形酸化チタン、UVA、HALSなどにより、紫外線による塗膜劣化を抑える設計が特徴です。緻密で親水性のある塗膜により、汚れを雨で流しやすくする働きもあります。
屋根にも塗れますか?
屋根用耐候性強化色と屋根用遮熱色が用意されています。ただし、すべての屋根材が無条件で塗装できるわけではありません。屋根材の種類と劣化状態を確認し、適切な下塗り材を選ぶ必要があります。
艶消しは選べますか?
基本の選択肢は艶ありと3分艶です。完全な艶消しを希望する場合は、ほかの製品を含めて仕上がりと耐久性を比較してご提案します。
ウルトラSiなら、どの業者が塗っても同じですか?
同じにはなりません。洗浄・補修・下塗りの選定・規定量・乾燥時間によって仕上がりと耐久性は大きく変わります。商品名だけでなく、施工仕様と現場管理まで確認することが重要です。
無料で見積もりだけ依頼できますか?
はい。リエースでは松山市を中心に、外壁・屋根の現地調査とお見積もりを無料で行っています。相見積もりで比較したい方もお気軽にご相談ください。
まとめ|ウルトラSiは価格と耐久性のバランスに優れた選択肢
ウルトラSiは、1液水性シリコン塗料でありながら、メーカーが塗り替え周期15年以上を案内する高耐候塗料です。低汚染性や防藻・防カビ性も備え、初めての塗り替えや、価格と長持ちのバランスを重視する方に向いています。
一方で、最適な塗料は建物ごとに異なります。無機塗料の方が適している場合もあれば、クリヤー塗装や補修を優先すべき場合もあります。まずは外壁・屋根の状態を正しく確認したうえで、必要な工事だけを比較しましょう。
MATSUYAMA / EHIME
ウルトラSiが自宅に合うか、無料で診断します
松山市を中心に、外壁診断からお見積もり、施工管理、完工確認まで一貫して対応。無理な営業は行いません。
投稿者プロフィール

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松山市を拠点に外壁塗装・屋根塗装を手がけるリエース代表。
現地調査から施工まで一貫対応し、劣化状況に合わせた正直で分かりやすい提案を大切にしています。
松山市で外壁塗装・屋根塗装を検討中の方に、現場経験に基づいた情報を発信しています。
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